2018年 12月 15日
ある意味商売上正しいやり方である |
12月15日朝日新聞より.
かつて鳩山由紀夫氏は衆議院選挙前に「普天間基地の移転に際し,最低でも県外に持っていく」と明言した.民主党政権が誕生したわけだが,その公約が守られることはなかった.
さて,この日の朝日新聞は,これまでの辺野古基地移転をめぐる政治事項の表を掲載した.しかし,鳩山氏の「最低でも県外」との発言には一切触れず,「民主党政権は県外移設を模索」とし,鳩山氏については「県外移設に皆様が気持ちを一つにするなら,その方向へ行動を起こすべき」との発言を掲載するにとどまった.
朝日新聞の狙いは単純明白.鳩山氏が「最低でも県外」と大ウソをついたことに言及したくないのである.アンチ自民党・親民主党の朝日新聞らしいと言ってしまえばそれまでだが,あまりに姑息な記事の仕方である.
「そんな姑息な事ばかりしては,朝日新聞は支持を失う」と部外者なら誰しもが思う.しかし,朝日新聞にとって一番大事なのは従来の購読者層のつなぎ止めであり,中間層の新規開拓は全く考えていない,との商売戦略だったら,朝日の記事のやり方は商売上一理あると言うわけだ.従来の読者が気に入る記事を掲載すればよいのだから.
by nanamisuzuka
| 2018-12-15 16:42
| 時事ネタ