2018年 02月 07日
見苦しいのう名護市長選挙の敗者側のコメント |
名護市長選挙で,辺野古への基地移転全体反対を掲げる現職市長が負けた.
マスコミの出口調査からは,おおよそ若者は自民の新人候補者へ,お年寄りは現職候補に投票したとの傾向が読み取れる.
ためしにFacebook で移転絶対反対派のコメントを見てみた.
「若者はスマホでゲームばかりしているから何も知らない」
「道徳教育の失敗だ」
「若者は何も考えず,目先のカネだけで投票した」
などなど,見るに堪えない若者批判が書き連ねていた.
言葉は悪いが,現在70歳,80歳,90歳の就職のことを考えなくてもよい,今後の地域経済の事はあまり気にしなくてもよい(気にしても仕方がない)世代と,これから生活していかねばならない若者の投票基準が異なっても仕方がない.若者がカネを優先に考えて何が悪いのか.基地が来れば犯罪が増えるやもしれず,海が汚れるやもしれず,戦時の際は攻撃対象となるかもしれない.しかし,短期的には経済的に潤う可能性は少なくない.一方,基地絶対反対を貫けば,美しい海は守れる.しかし,国からカネが来なければ経済的にジリ貧だ・・・・.
自分は政権側が絶対に正しいとは言わない.しかし,上記の可能性を踏まえて両者を天秤にかけ,自民候補に票を入れること自体は責められることではない.無論,基地反対を最優先にした投票行動もありだろう.今回の選挙結果は自民候補に票を入れた人間の方が多かった.ただ,それだけの話である.
それなのに,さも自民候補に投票した人たちを無能扱いする,一部過激基地反対論者には反吐が出る.なぜ,「自分らの主張が多くの有権者に受け入れられなかったから負けたのだ」とシンプルに考えられんかのう.
一部過激基地反対論者は「政府は過ちを認めよ!!」と声高に叫ぶが,「もしかしたら自分たちも間違っているところはあるかもしれない」などとは爪の先ほども考えない人種なのである.
by nanamisuzuka
| 2018-02-07 18:16
| 時事ネタ