2016年 03月 22日
世も末じゃ |
例のO(オー)方氏のス〇〇プ細胞に関する手記に対し,読者から激励の手紙が続々と出版社に寄せられているそうな.
この件につき長々と論評しない.したくもない.ただ,「日本人の知的レベルもここまで落ちたか」と暗然たる気持ちになった.ここまで擁護論が強いのはO氏が若くて,しかも容姿まあまあの女性だからだ.それ以外の理由は何もない.仮にこれが禿げたオッサンだったら,そもそも講談社は手記なんぞを世に出していない.
「O氏の元共同研究者はなぜこの手記についてコメントを出さないか」との批判が読者からあるそうだが,まったくもって見当違いもいいところである.相手とディスカッションしたいなら,公の場に出てくる必要がある.雲隠れしたまま己を弁解する手記を出すというのは,他人の反論が聞こえぬように耳を塞ぎながら自分の意見を一方的に叫んでいるだけだ(ブラックバス擁護団体のやり方と同じだナ).こんな行為に対して,まともな科学者は相手にしないし,する必要もないだろう.
by nanamisuzuka
| 2016-03-22 18:12
| 本職?の教育に関係するもの