2016年 02月 26日
勝手な発想(2) |
2月11日のブログの続き。
2月21日付朝日新聞で、放送法と政権との関係が取り上げられた。この日の記事でも「TV局に求められる政治的公平は倫理規定であって、権力がこの条項でもって法的処分できないというのが、法律学者の見解だ」と、従来の見解を繰り返していた。
法律のド素人の自分の庶民的感覚で言えば、同じ放送法の中の条項でありながら「これは法的処分の対象。逆にそれは倫理規定で努力目標にすぎないので,守らなくても文句を言われる筋合いはない」との線引きがされるのがおかしい。法律学者が勝手に線引きするな、となる。
そんな素人論はさておき、朝日新聞の論理がいただけないと思うのは、TV放送がいわば独占事業であり自由な参入が認められていないことに全く言及していない点にある。新聞が好き勝手なことを書いてよいのは、誰でも新聞事業を興せるからである。TVニュースが好き勝手なことを言えるようにしたいならば、TV事業への自由参入の規制緩和を進めなくてはなるまいて。
2月21日付朝日新聞で、放送法と政権との関係が取り上げられた。この日の記事でも「TV局に求められる政治的公平は倫理規定であって、権力がこの条項でもって法的処分できないというのが、法律学者の見解だ」と、従来の見解を繰り返していた。
法律のド素人の自分の庶民的感覚で言えば、同じ放送法の中の条項でありながら「これは法的処分の対象。逆にそれは倫理規定で努力目標にすぎないので,守らなくても文句を言われる筋合いはない」との線引きがされるのがおかしい。法律学者が勝手に線引きするな、となる。
そんな素人論はさておき、朝日新聞の論理がいただけないと思うのは、TV放送がいわば独占事業であり自由な参入が認められていないことに全く言及していない点にある。新聞が好き勝手なことを書いてよいのは、誰でも新聞事業を興せるからである。TVニュースが好き勝手なことを言えるようにしたいならば、TV事業への自由参入の規制緩和を進めなくてはなるまいて。
「規制緩和せよ!!」と口酸っぱく言うTV局が,実は最も強固な規制に守られていることは有名な話だ.
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by nanamisuzuka
| 2016-02-26 18:09
| 時事ネタ