2015年 11月 12日
何だかなあ |
ガンもどきがどうのこうのと,従来のガン治療を否定する風潮に警鐘を鳴らす医者の方々がいる.
今回の本も,その警鐘の対象になるのだろうか.あえて本のタイトルは書かないが,とある方は「ありがとうと十万回唱えたら,ガンが消えた」との内容の本を書いた.アマゾンのこの書籍の紹介文によれば,この余命一か月と宣告された著者は,抜け落ちた髪の毛1本1本すべてにありがとうと言い続け,10ヶ月後にはガンが消え去ったのだそうだ・・・.
病は気からというのはあながち嘘ではなく,良好な精神状態が健康な肉体を導くことはある.でもねえ.
この著書に対しどうのこうの書評する意味はないし,著者が何を信じようが他人が口出しする必要もないだろう.問題はこれを手に取ったガン患者の方が適切な治療を放棄するのではないかとの懸念だ.
ちなみに,当方がこの本の存在を知ったのは新聞,しかも1面下の広告欄である.出版社もさることながら,広告費のためならどんな本の宣伝でも紙面に載せる新聞社の姿勢も問われてしかるべしであろう.
今回の本も,その警鐘の対象になるのだろうか.あえて本のタイトルは書かないが,とある方は「ありがとうと十万回唱えたら,ガンが消えた」との内容の本を書いた.アマゾンのこの書籍の紹介文によれば,この余命一か月と宣告された著者は,抜け落ちた髪の毛1本1本すべてにありがとうと言い続け,10ヶ月後にはガンが消え去ったのだそうだ・・・.
病は気からというのはあながち嘘ではなく,良好な精神状態が健康な肉体を導くことはある.でもねえ.
この著書に対しどうのこうの書評する意味はないし,著者が何を信じようが他人が口出しする必要もないだろう.問題はこれを手に取ったガン患者の方が適切な治療を放棄するのではないかとの懸念だ.
ちなみに,当方がこの本の存在を知ったのは新聞,しかも1面下の広告欄である.出版社もさることながら,広告費のためならどんな本の宣伝でも紙面に載せる新聞社の姿勢も問われてしかるべしであろう.
by nanamisuzuka
| 2015-11-12 19:30
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