衆議院選挙真っ只中.
「民主党政権時のGDPの伸び率は安倍政権時の3倍.だから民主党時代の方がマシだった」との理屈を見かけることがたまにある.
いい加減にしろって.この「伸び率」と言うのが数字のトリックなのだ.
単純化してみよう.中間試験で20点だったA君が期末試験で50点取った.伸びは30点だ.一方,B君は中間試験は70点だったが期末試験は80点だった.伸びは10点.つまり,A君の方が3倍伸びたので,B君より良く頑張った生徒なのだ・・・・・.これが「民主党政権時の方がマシだった」との理屈の基礎である.
いかに馬鹿げているかがわかるだろう.第一,日本経済の状況は日本だけの努力だけでどうのこうのできる時代ではない.安倍政権の功績かどうかは別にして,株価や雇用の改善などから「安倍政権時の景気の方が民主党政権時よりはマシになった」ことは最低限認めるべきだろ.